フリーランスの基礎知識

いざというときに役に立つ!個人事業主(フリーランス)が加入できる保険とは?

リバ邸オーナー
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フリーランスの仕事・スキルを共有できるシェアハウス「リバ邸セカイ」を運営しているかんぺこです。

このメディアでは、フリーランスとして5年以上活動し続けている私の目線で、フリーランスに関する便利な情報を発信しています。

フリーランスとして一人で働く場合、一般企業で働く場合と違って一人で様々な責任を追う必要があります。

病気になって入院や手術をすると、金銭的な負担が大きくなるものですが、そこで重要となるのが保険の有無です。

ではフリーランスでも加入することができる保険は存在しているのでしょうか?

本記事では「フリーランスが加入できる保険」について詳しく解説します。

この記事を読むことで、フリーランスとして安心して働く方法を知ることができますよ。

個人事業主(フリーランス)が加入できるのは社会保険

フリーランスとして加入することができる保険としては、社会保険があります。

また健康保険の加入も可能であり、将来の蓄えとして適切に加入しなければなりません。

この項では、主に国で制度として提供している保険や年金について解説します。

社会保険とは

社会保険とは、病気や介護・失業・労災などの予測できないリスクに対して備えるための制度です。

社会保険は「医療・年金・介護・雇用・労災」などの種類があり、それらを総称して社会保険と呼んでいます。

勤務先では社会保険が用意されていて、主に国民年金保険と国民年金、国民年金基金が存在しています。

この中で国民年金保険と国民年金は強制的に加入しなければならない保険であり、拒否ができません。

一方の国民年金基金は任意での加入となるために、自分の意思で加入するかどうかを決定可能です。

国民健康保険には加入可能

国民健康保険とは、お住いの市区町村が運営している保険のことです。

他の公的医療保険に加入していないケースでは、各市町村の役所で誰でも加入手続きを行うことができます。

国民健康保険の保険料については、前年度の所得によって決定する仕組みで、前年の収入が高くなる程多額の高い保険料を払わなければいけません。

また国民健康保険は40歳を超えると介護保険料がプラスされる仕組みが採用されているので、40歳以降は保険料が高くなってしまうのは難点です。

国民健康組合も選択肢の一つ

国民健康保険の他にも、実は国民健康保険組合に加入することも可能です。

国民健康保険組合とは、特定の業種において加入することができる保険制度で、国民健康保険よりも保険料がリーズナブルになるケースがあります。

例えば、芸術活動を行っている方が加入できる文芸美術国民健康保険組合や、美容業界で働くフリーランスが加入可能な東京美容国民健康保険組合などがあります。

社会保険を継続して利用するのも有効的

会社員として働いていて、加入していた社会保険をそのまま継続して利用することも可能です。

しかし社会保険の保険料は会社員の時は会社負担だったのに対して、フリーランスとして継続する場合は全額自己負担になります。

支払いが必要な保険料としては、会社員時代よりもアップしますが、国民健康保険の保険料を支払うケースよりも安くなる場合があります。

継続して加入する場合、実は以下の条件をすべて満たす必要があるので注意して下さい。

  • 会社員時代に2ヶ月以上継続して保険料の支払を行っていること
  • 退職の翌日から20日間経過までに継続手続きを完了すること
  • 加入して2年間継続すること

条件的には厳しいものとなりますが、扶養家族が多いと自分の保険料負担のみで済む場合があるのでおすすめです。

年金にも加入できる

年金は、公的な制度で20歳以上の全国民が加入することになっている国民年金と、会社員や公務員が加入する厚生年金の2種類が存在しています。

厚生年金に加入すると、国民年金と合わせて2つの年金に加入することになるため、日本の公的年金制度は2階建ての構造として有名です。

しかしフリーランスとしては2階の部分となる厚生年金には加入できないので、1階部分の国民年金に加入することになります。

フリーランス特有の2階部分となる制度として国民年金基金が存在しているのです。

それぞれの年金については、以下のような特徴があります。

国民年金

国民年金は、会社員であれば会社が厚生年金と合わせて保険料の半分を支払っています。

しかしフリーランスになった段階で自分で国民年金に加入して、保険料の支払いを行わなければなりません。

加入手続きについては、お住いの市区町村で実施可能で以下を用意して役所に手続きをするようにして下さい。

  • 離職票や退職証明書などの退職を証明できるもの
  • 年金手帳
  • 身分証明書
  • 印鑑

手続きについては原則として退職から14日以内に完了させなければならないので注意しましょう。

国民年金基金

国民年金基金は、会社員の厚生年金とフリーランス版と言える存在で、毎月少ない掛け金によって将来の蓄えにすることが可能です。

掛け金については加入後でも自由に増減可能であり、もし収入が増えた場合は上乗せすることもできます。

全額所得控除対象となるため、所得税や住民税の節税としても頻繁に用いられています。

国民年金基金は引き落としを一時停止することもできるのですが、自己都合で脱退することは不可能です。

最近のトレンドはiDeCo

最近トレンドとなっているフリーランスでも加入できる年金として、確定拠出年金(個人型)です。

iDeCo(イデコ)というネーミングは、テレビCMなどでもおなじみですよね。

個人で積み立てしたお金について、用意されている金融商品で運用することによって、60歳以降に年金として受給できる制度です。

積立金は全額が所得控除の対象となって、受け取る場合は公的年金控除を受けることができるなどの特徴があります。

選択する金融機関によっては、金融商品が異なるので受給する金額にも差が生じます。

なお、iDeCoは60歳になるまで受け取ることは不可能ですので、その点も考慮して加入を検討しましょう。

個人事業主(フリーランス)が加入できない保険がある

フリーランスとして、どうしても加入できないものがあり、主に労災保険や雇用保険、厚生年金保険があります。

労災保険

労災保険は主に会社員が加入することが可能な保険で、1人でも雇用していればでは労災保険の加入は必須です。

健康保険などと異なって、保険料も全額会社側が負担することになっています。

労災保険に加入していることで、業務上や通勤によって発生した負傷、疾病、傷害または死亡等に対し、補償して貰えます。

治療に要する費用は国から全額負担して、休業中は給料の8割程度が支給されることで治療に専念できる制度です。

これだけ手厚い保障がある労災保険ですが、雇用主側や1人で働くフリーランスも対象外となっています。

ただし、政府が2020年6月にまとめた中間報告によると、フリーランスも労災保険の対象となる動きが見られているので、将来的には加入できる可能性がありますよ。

雇用保険

雇用保険とは、求職者が再就職のために訓練を受けることをサポートしている技能習得手当と、求職者が病気や怪我で就職できない時のための傷病手当などがあります。

また退職から再就職までの期間において就職活動をサポートする基本手当のことを、一般的に失業保険と呼んでいます。

フリーランスの場合、自らが事業主となって雇用される立場ではないため、雇用保険に加入はできず失業保険を受給も不可能です。

厚生年金保険

厚生年金保険は、先にも紹介したとおり会社員のみが加入できる保険です。

その代わりとして、フリーランスは国民年金基金が用意されています。

個人事業主(フリーランス)ならではのおすすめ任意保険

公的な保険以外でも、さまざまなフリーランス向けの任意保険が用意されているので、有効活用するとより便利です。

主な任意保険には、以下があります。

FREENANCE(フリーナンス)

FREENANCEとは、GMOクリエイターズネットワークという会社が2018年にスタートしたフリーランスのための損害補償保険や収納代行サービスです。

FREENANCEの中で、もっともおすすめなのが損害補償保険です。

フリーランスにおいて、ライター業やクリエイター業ではどうしても損害を与えてしまうリスクが生じます。

例えば、決めたれた納期に納品できずにエンドユーザーに数千万円の損害が生じたり、作成したプログラムが外部流出してしまうなどがあります。

一個人で負担するには多額すぎるケースも想定されますが、そんな時に活躍するのが損害賠償保険です。

なんと、最大5,000万円までの損害を補償してくれるので、いざという時にも安心ですし、無料で加入することができるのが良いですね。

フリーランス協会のベネフィットプラン

フリーランス協会のベネフィットプランは、より手厚い損害賠償保険を用意しています。

業務遂行中の補償やPL責任の補償は、最大1億円まで補償してもらえるのが特徴です。

また自己負担額は1回目までは0円、2回目以降も5万円とリーズナブルな費用で利用できます。

また怪我や介護などで働けなくなった場合、喪失所得を保険金として受給可能です。

一般会員の場合は、保険料が44.0%もお得になる点も優れていますね。

他にも、福利厚生サービスがあるなど、かゆいところに手が届くサービスです。

まとめ

最近では、フリーランスとして利用できる任意保険が増えている印象があります。

また、年金についてもiDeCoの登場はとても魅力的です。

フリーランスとして、いつなにが起こるか分からない状況があることも想定して、適切な保険や年金に加入しましょう。