フリーランスの基礎知識

フリーランスに労災保険はある?入るべきおすすめの保険を3つ紹介

リバ邸オーナー
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フリーランスの仕事・スキルを共有できるシェアハウス「リバ邸セカイ」を運営しているかんぺこです。 このメディアでは、フリーランスとして5年以上活動し続けている私の目線で、フリーランスに関する便利な情報を発信しています。

フリーランスは労働者ではないため、仕事中にケガをしても会社員のように労災保険のような保証制度はありません。

そして、会社員のように休業給付のような保証制度がないため、ケガで仕事ができなくなったら収入がなくなってしまうことがあります

そんな万が一のときのために、今のうちから労災保険に代わるフリーランス向けの保険に加入しておくと、不慮のケガで仕事ができなくなったときに安心できます。

今回は、労災保険に入れないフリーランスの方のために、仕事中や通勤途中でケガをしてしまったときのための、労災保険の代わりになる保険サービスの紹介をします。

労災保険ってフリーランスは加入できる?

労災保険とはどのようなもので、フリーランスは加入できるのか、どんな人なら加入できるのかを紹介します。

労災保険とは

労災保険とは、会社に雇われている会社員やパート、アルバイトが通勤途中や業務中にケガや病気、または死亡したときに保険給付をする制度です。

会社が必ず加入しなければならない保険で、正式名は「労働者災害補償保険」といいます。

会社員はもちろんですが、パートやアルバイトなど企業に勤めている人が対象になり、遺族の生活を守るために給付されます。

労働者が通勤途中や業務中にケガまたは病気になったときに、労災保険が給付されることで労働者や遺族の生活が守られます。

フリーランスは労働者ではないから加入できない

労災保険は、労働者として雇用されている人が対象となっている保険です。

一部例外がありますが、基本的には個人事業主であるフリーランスは労災保険に加入することはできません。

なぜなら労働者は事業主の管理下で動いているので病気やケガを防ぐことに限界があると考えられていて、逆に働き方が多様なフリーランスは自分で病気やケガを防ぐことができるはずだと考えられているからです。

フリーランスでも限られた人が加入できる「特別加入制度」に該当する人って?

フリーランスの中でも例外に労災保険の加入に該当する人がいます。それは、労災保険の中でも「特別加入制度」に当てはまる人です。

特別加入制度とは、条件に当てはまる人であれば任意で労災保険に加入できるもので、労働者ではなくても業務の内容や災害が発生する状況などから、労災保険の対象になる人のことを言います。

個人事業主にあたるフリーランスで、特別加入の対象になる可能性がある業種は以下の4つです。

  • 中小事業主
  • 一人親方
  • 特定作業従事者
  • 海外派遣者

もっと具体的な業種をあげると、個人タクシー業者、個人貨物運送業者、土木、建築、とび職人、船員、医薬品の配置販売、廃棄物の収集従事者、などが挙げられます。

フリーランスが仕事で怪我をした場合

労働者の通勤中や業務中のケガは会社が加入している労災保険で保険保証してくれますが、フリーランスは労災保険に加入できないので、ケガをしたときの治療費は自身で負担することになります。

治療費は全額負担じゃなくていい

ケガをした場合の治療費は、フリーランスは労災保険に加入していないからといって全額負担する必要はありません。

自分で加入している国民健康保険を使用すれば、3割の自己負担で済むことができます。

そして、ケガの治療をしたけど障害が残ってしまったときは、公的年金の「障害基礎年金」を受けることができます。

受給する場合は条件があるので、該当するかを確認してみましょう。

仕事中に怪我をしたら健康保険が使える

労働者0に該当しないフリーランスは労災保険は使えませんが、その代わりに自分で加入している国民健康保険を使ってケガの治療をすることができます。

入院や通院の治療費に健康保険が使えるので、支払いの負担を減らすことができます。

【注意】怪我で仕事ができない時の収入は0

労災保険のような保険制度が無いフリーランスは、ケガをして仕事ができなくなってしまうと、その瞬間から収入はゼロになってしまいます

収入が無い中で、生活のほかに治療費や通院費がかかると、通常の生活をするのはとても厳しいです。

そのため、フリーランスが突然のケガで働けなくなったときに収入がゼロにならないために、今のうちから備えておく必要があります。

フリーランス向け労災保険に変わる保険サービス3選

フリーランスの方のために、労災保険の代わりに加入しておきたい保険サービスを3つ紹介します。

あんしん財団

あんしん財団の最大の特徴は、仕事中や通勤途中のケガだけではなく、日常生活で起きたケガも保証の対象になるところです。

例えば、旅行最中のケガ(海外でのケガも対象)やスポーツをして0いたときなど、ほとんどのケガに適用となります。

労災保険は仕事中、通勤途中のみの適応なので、日常生活でも保障があるとお得に感じます。

そして、入院や通院や往診をした1日目から補償の対象となるので、通院回数が少ない軽いケガの場合でも保険金を受け取ることができます。

さらにあんしん財団では、ケガの保証以外のサービスも充実しています。

人間ドッグや健康診断の助成、福利厚生サービスが付いているところも嬉しい特典です。

いつ起こるかわからない災害に向けての安全対策の助成もあるので、ケガを未然に防ぐ目的として活用しましょう。

補償内容

ケガの保証は以下のものがあげられます。

  • 死亡したとき(満年齢に応じて)2,000万円
  • 後遺障害が残ったとき(満年齢に応じて)16万円〜2,000万円
  • 入院したとき(年齢に関係なく)一日につき6,000
  • 通院したとき(年齢に関係なく)一日につき2,000
  • 往診を受けたとき(年齢に関係なく)一日につき4,000

ただし、慢80歳以上の方は死亡したときと、後遺障害が残ったときの金額が異なります。死亡したとき→1,000万円。後遺障害が残ったとき→8万円~1,000万円。

注意点

アクティブなスポーツや競技などをしている間は、保険が適用できない場合があるので注意が必要です。

具使う登山、スカイダイビング、ゴーカートなどが該当するので事前に確認しましょう。

日本フルハップ公益財団法人

日本フルハップもあんしん財団と同様に、仕事中だけではなく日常生活で起こったケガも保証の対象になります。

補償の対象も同じく、入院や通院や往診をした1日目から対象となるので、通院回数が少ない軽いケガをした場合でも補償金を受けとることが可能です。

そして日本フルハップは、補償の期間が長く、ケガをした日から最高で1年間が補償の対象となります。大きなケガをして長期間、入院や通院しなければならないときに安心です。

ケガ以外では「メンバーズカード割引サービス」というものがあり、契約をしているデパートやホテルなどで割引サービスを受けることができ、ショッピングや旅行をおトクに利用できる特典があります。

他には、ケガを防止するのため、職場を快適に過ごせるようにするための助成金などがあるので、これらの特典も上手に活用しましょう。

補償内容

保証内容は以下の通りです。

  • 死亡したとき1,000万円
  • 後遺障害がのこったとき15万円〜1000万円
  • 入院したとき。1日につき5,000
  • 通院したとき。1日につき2,500
  • 往診を受けたとき。1日につき5,000

ただし、入院、通院、往診を受けたとき、ケガをした日から181日以降1年以内は金額が変わります。

項目 詳細
入院した時 1日4,000円
通院した時 1日2,000円
往診を受けた時 1日4,000円

注意点

経費処理をする際に注意する点があります。

毎月の掛金は1,500円となっていますが、その内訳は①保険料の部分が852円で②会費の部分が648円となっています。

②の会費の部分は不課税なので経費で落とすことができます。少額ですが節税に繋がるので、確定申告の際に気をつけましょう。

全国商工会議所の休業補償プラン

全国商工会議所の会員になることで、「休業補償制度」を利用することができます。

病気やケガで働けなくなってしまったときに、最長1年間の所得が保証される保険です。

所得が補償されることで働けなくなったときに、日常の生活を変えることなく治療をすることができます。

入院や通院はもちろんですが、自宅療養の場合も適用となります。

取り扱っている保険会社は、株式会社損害保険ジャパン や東京海上日動火災保険株式会社などがありますが、全国商工会議所という大きいスケールを活かした団体割引がされるので、一般で加入するよりもお得になる価格になっています。

他にも、保険会社によってさまざまなサービスが付いています。メンタルヘルスに関する電話相談サービスや、法律・税金・介護保険に関する電話相談サービスなど、保険会社によっていろいろなサービスがあります。

例えば、医療機関に関するサービスの内容は、緊急時の医療相談や医療機関の案内などがあるため、困っているとき解決する一つの手段になります。

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毎月の掛け金

年齢や補償内容などの条件や、どこの保険会社を選ぶかでも価格が変わります。

補償内容

各社によって異なるので、詳細は各社にお問合せ下さい。

【最新】今後フリーランスが労災保険に加入できる可能性はある

今後、フリーランスが労災保険に加入する可能性が大きくなっています。

政府の調査では新型コロナウイルスの影響で、収入が減少したフリーランスが多いことがわかりました。

そのうえ社会保障のサポートが薄いことから、政府は労災保険の「特定加入制度」の対象者の枠を広げることを発表しました。今年中をめどにフリーランスの労働環境改善に向けた実効性のあるガイドラインを計画立てているようです。

フリーランスは、多様な働き方の拡大、ギグエコノミーの拡大による高齢者雇用 の拡大、健康寿命の延伸、社会保障の支え手・働き手の増加などの観点からも、そ の適正な拡大が不可欠である。

さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、フリーランスの方に大き な影響が生じており、発注のキャンセル等が発生する中、契約書面が交付されてい ないため、仕事がキャンセルになったことを証明できない、といった声もある。

(参考:「 全世代型社会保障検討会議 第2次中間報告」)

政府は2018年から様々な働き方を勧めています。多くのフリーランスが労災保険に加入できることを期待しましょう。

まとめ

最後にこの記事をまとめます。

  • フリーランスは労働者ではないので労災保険に加入できない。
  • フリーランスでも「特別加入制度」の条件に当てはまれば労災保険に加入できる。
  • 仕事でケガをした場合は国民健康保険が使える。
  • 労災保険の代わりになる保険サービスおすすめ3つは「あんしん財団」「日本フルハップ公益財団法人」「全国商工会議所の休業補償プラン」がある。
  • 「あんしん財団」は月々2,000円の掛け金で、仕事中や通勤途中のケガだけではなく、日常生活で起きたケガも保証の対象になる。福利厚生のサービスや安全対策の助成もある。
  • 日本フルハップ公益財団法人」は月々1,500円の掛け金で仕事以外でのケガの保証も対象になる。「メンバーズカード割引サービス」を利用するとデパートやホテルなどで割引サービスを受けることができる。
  • 「全国商工会議所の休業補償プラン」を利用するとケガや病気で働けなくなったときに最長1年間の所得の保証がされる。

以上で、労災保険は対象外のフリーランスが入るべき保険の紹介を終わります。

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