ニートやフリーター

社会復帰のラストチャンス?40代ニートから脱出するには

ニートというと若い人のイメージを持っているかもしれませんが、30代や40代でニートをしている人も少なくありません。この記事では、40代のニートに焦点を当て、40代ニートの現状からなぜニートになってしまったのか、社会復帰は可能なのかどうか、といった点について解説します。

40代ニートの現状

まずは、40代ニートの現状について解説します。仕事をしていない中で、どのように生活しているのか確認しましょう。

親から援助を受けて生活している

40代ニートの場合、親からの資金的な援助を受けて、実家で生活しているケースが少なくありません。両親ともに働いているのであれば、その給料から生活費をまかなってもらい、年金生活に入っているのであれば、年金からお金を捻出してもらっているのです。

両親が亡くなったら収入がなくなる恐れ

両親からの資金的な援助があるうちは、生活に困ってしまう恐れはないでしょう。しかし40代ニートの親となると高齢であることが予想されます。そのため、親がある日突然病気で亡くなるといった可能性も十分にあり得ます。もし親がいなくなってしまったら、ニートの援助をしてくれる人がいなくなります。そうなると日常生活を送ることすら難しくなってしまうでしょう。

社会的な信用はない

一般的にニートに対して社会は冷たい目線を送ります。つまり社会的な信用が低いということです。この傾向は40代ニートとなるとさらに強くなります。同世代の中には結婚し子供が生まれ、家を持ち、会社では管理職として多くの部下を抱える人も少なくない中、仕事もせずに両親の援助を受けて生活している状況では、どうしても社会は評価してくれません。また社会的な信用がないため、クレジットカードやローンの審査にも落ちてしまうでしょう。信用が得られないと、自分のやりたいこともできない可能性が高いのです。

なぜ40代でニートになってしまったのか

ここでは、なぜ40代というタイミングでニートをやっているのか、その原因について考えたいと思います。

仕事がうまくいかなかった

40代ニートの中には、過去に会社勤めをしていたものの、ニートになってしまったという人も少なくないはずです。このような人の場合、仕事で失敗してしまったことがきっかけで会社を辞め、ニートになってしまった人もいると考えられます。仕事の内容が自分のスキルとあっていなかった、仕事量が多すぎて疲れてしまった、毎日残業で休日は寝てばかりだった、など様々な理由から仕事とのミスマッチが起き、結果的にニートになった、というものです。

人間関係がうまくいかなかった

職場での人間関係に悩み、退職し、ニートになったというケースもあるでしょう。上司との相性が合わなかった、周囲の社員から嫌われていて孤立していたなど様々な理由があるはずです。社会で働く以上人との付き合いは欠かせませんが、それがストレスになってしまったために働き続けることができなくなり、ニートになってしまったのです。

親が過保護

先ほども紹介したように、ニートは親からの援助を受けて生活を送っているケースが少なくありません。このような場合、親が子供に対して過保護である可能性があります。子供が困っていたら、親がサポートしたくなるのは当然かもしれませんが、それが何歳になっても行われている状態だと子供は親に甘えてしまい、自立する機会を失ってしまいます。

夢を追いかけているうちに就職する機会を失ってしまった

自分の夢があり、若い頃からずっとその夢を追いかけていたものの、それが叶わず、就職しようにも年齢を重ねてしまい難しくなっているケースもあると考えられます。このようなケースでは、フリーターとしてアルバイトの経験はあるものの、就職した経験はない、という人もいると考えられます。職歴なしの状態から就職をしようにも企業は中々採用してくれないので、ニート脱出は非常に大変だと言えるでしょう。

40代ニートを脱出するための第一歩

ここでは、ニートを脱出しようとしている人が、その第一歩として取り組めることについて解説します。

身だしなみを整える

ニートの中には自宅からほとんど出ず、髪の毛もヒゲも伸びっぱなし、女性の場合だと化粧をしていないといった人が少なくないのではないでしょうか。しかしニートを脱出するとなると人との関わりは避けられないため、まずは身だしなみを整えるとことから始めてみましょう。身だしなみを整えれば、見た目も変わるので、自身の気分も少し良くなるかもしれません。

人と会う機会を作る

ニート期間中、家族以外の人とほとんど会っていないという人は少なくないのではないでしょうか。「ニートと知られるのが恥ずかしい」「ニートであることがバレて嫌われないか不安」など、その理由は様々だと思います。しかしこれから就職活動を始めて、仕事をするのであれは、人との関わり、コミュニケーションは避けられません。人と会う機会が少ないとうまく声が出せなかったり、会話がうまくできなくなっていたりする可能性があります。今のうちから人と少しずつ会うようにして、人の関わりに慣れておいたほうがいいでしょう。

生活習慣の見直し

ニートの中には、昼夜逆転した生活を送っている人もいるでしょう。ニートは仕事をしていないため、何時に寝て何時に起きても構わないのです。しかし社会に出るとなると、各企業が定める就業時間に合わせて出社し、決められた時間だけ働かなければいけません。企業によっては夜勤のケースもありますが、日勤の企業が多いため、生活習慣を正しておく必要があるでしょう。

就職できる?

40代ニートという状況を考えると「就職できないのではないか」と考える人もいるかもしれません。確かにニート、しかも40代という若くない状況からの就職は決して簡単なものではありません。多くの企業で不採用になる可能性があります。しかし中には年齢や経験に関係なく採用を行なっている企業もあります。そのため、決して100%不可能だとは言い切れません。諦めることなく取り組み続けることが重要です。

40代ニートが就職活動する際のポイント

ここでは、40代ニートが就職活動を行う際のポイントについて解説します。

自己分析を徹底的に行う

就職活動を行う場合、自己分析は欠かせませんが、40代ニートは特に自己分析を徹底的に行う必要があります。これまでに自分が取り組んできたこと、自分が重ねてきた経験、自分の好きなこと・得意なことなどを整理し、どういった分野の仕事がしたいのか・向いているのかを考えるようにしましょう。40代ニートという状況は決して一般的はありません。そのような中で就職活動を行うとなると「興味があったから」という中途半端な理由では採用してもらえません。自分のこれまでをとことん振り返り、自分の特徴や強みを理解したうえで、それに合った企業に応募するようにしましょう。またこの時ニート期間に関しても、なぜニートになったのか、ニート中は何をしていたのか、なぜニートを脱出しようと考えたたのか、など振り返っておくようにして下さい。

ある程度条件は妥協する

一般的に新卒や第二新卒を除いて、企業が人を採用する場合、その多くは即戦力としての活躍を見込んだものになります。しかしニートとなると職歴が十分ではないため、採用して貰える可能性は低くなるでしょう。そのため、応募にあたっては条件面での妥協が必要になります。40代ニートは「あの業界はいやだ」「この職種以外は応募しない」と選り好みできる状況ではありません。絶対に譲れない条件以外は様々な条件に柔軟に応じたほうが、就職できる可能性は高くなるでしょう。

とにかく数をこなす

先述の通り40代ニートを採用する企業は決して多くありません。そのため、就職活動をしていても、不採用となるケースがほとんどだと思います。しかしだからと言って簡単に諦めてしまっては、社会復帰は絶対にできません。不採用の連続はある程度想定の範囲内です。そのため、とにかく数をこなしていくようにしましょう。数をこなせば書類作成のポイントや面接対応なども理解できてくるはずです。そうすれば、少しずつ結果も伴ってくると考えられるので、諦めずに取り組み続けるようにしてみて下さい。

公的機関を利用する

就職活動で何をすればいいのかわからない、という場合は公的機関を利用するのも1つの方法です。就職活動の場合、ハローワークがあります。ハローワークは無料で利用できる機関であり、幅広い求人を扱っているのが特徴です。職員に就職相談することもできるので、就職活動のアドバイスを受けることもできます。

就職する以外の選択肢

ニートが社会復帰をしようと思っても、いきなり就職するのは心身ともに大きな負担がかかります。そのような場合、就職以外の選択をすることも可能です。どういった選択肢があるのか解説します。

アルバイトを始めてみる

就職が難しい場合、アルバイトを始めてみるのも1つの方法です。アルバイトは正社員ほど経験やスキルが求められている訳ではなく、仕事内容が簡単なものであるケースも少なくありません。また正社員のようにフルタイム勤務ではないので、自分にとって無理のない範囲で働くことができるのも大きな特徴でしょう。また未経験からでも応募できるアルバイトも少なくないので、ニートにもチャンスは十分にあります。

アルバイトをしながら資格取得に取り組む

アルバイトをしながら、空いた時間は資格の勉強をしてみるのもおすすめです。資格を持っているからといって必ずしも就職できる訳ではありませんが、就職活動の際のアピールポイントにはなります。自分の興味のある業界に関連する資格の勉強に取り組めば就職活動のモチベーションもアップするかもしれません。

クラウドソーシングを利用してみる

クラウドソーシングとは、仕事の受注と発注が行えるサービスのことです。仕事内容は多岐にわたり、専門的な知識が求められるものもありますが、初心者からでも受注できる仕事も少なくありません。コツコツと経験を積んでいけば、1人で暮らしていけるだけの収入を得ることも不可能ではないでしょう。またクラウドソーシングは基本的に、仕事の受注〜納品、報酬の支払いまで全てオンライン場で完結するので、自宅で働けるのも大きな特徴です。

まとめ

今回は、40代ニートに関して、その現状からニートになってしまった原因、ニートを脱出するためにできること、就職活動のポイントなどについて解説しました。40代ニートが社会復帰するのは決して簡単ではありません。しかしチャンスが全くない訳でもありません。今回の内容を参考にアルバイト始めてみる、クラウドソーシングを利用してみる、ハローワークに相談するなど、身の回りでできることに取り組み、ニート脱出を目指してみて下さい。